2021-07-07

勝田の家(改修)|マンションリノベーション

先日は「勝田の家(改修)」の初めてのプラン提示でした。この計画は5階に位置する住宅改修で、今はご両親がお住まいになっています。今回は、近くに住む子供世帯が集まりやすいよう、ゆったりとしたリビング・ダイニング空間に改修する計画です。

改修の計画を考えるときに、「いかに既存の建物を活かせるか」ということをいつも大切にしています。それはどんな建物でも短所だけでなく長所があるので、それをどう引き出してあげられるかが、改修計画の良し悪しに関わってくると考えているからです。

そのために表面的に見えていることだけでなく、窓の種類や配置、空気の流れ、既存の配管位置、電気機器や配線ルート、断熱性能、法規関係などをじっくり読み込んでいきます。そうすると次第にこの建物の長所がみえてくるように思います。

「どうしたら長所を伸ばしてあげられるかなぁ」、そんなことを考えながら建主さんの住みやすいプランを探していき、色々な案を検討する中で良さそうな案ができると、それを模型にしてみて確認してみます。

ここが楽しいところで、平面で考えていたものを立体にしてみると、「意外とここが窮屈だな・・」とか、「窓の光が広がるようになった!」、「みんなが集まりそうなキッチンになりそう!」など、いつも新たな発見があるんです。

今回も模型をもっての打合せでしたが、建主さんご夫婦が模型を眺めながら「いやぁ~わかりやすくて良いね~」「こっちに入口をとると風が抜けそうね!」と喜んでもらえて、やっぱり模型で話すのは大事だなぁとつくづく感じた打合せになりました。

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