2026-02-22

保和苑の家|茨城産の瓦葺き

保和苑の家の屋根は、茨城県石岡の土で作る瓦で葺かれます。
瓦の製造・瓦葺きは、いつもお世話になっている、石岡の桜井瓦工業の櫻井さん。
県内で唯一瓦製造を行っています。

瓦屋根と聞くと、その重さを心配される方もいらっしゃいますが、重さを考慮した構造計算を行う事や、施工方法などをとることで、瓦屋根でも問題なく計画することが出来ます。
むしろ、その厚みのある素材によって、夏場の熱を遮蔽してくれたり、雨音が聞こえなくなること、そして原材料が「土のみ」ということが、なによりも魅力だと思います。

上棟の頃、保和苑の家の建て主さんと一緒に、桜井瓦工業さんに見学に行ってきました。
焼成前の瓦を持つ方が櫻井さん。

一軒の住宅で、千枚以上使う事になる瓦を、一枚一枚成型して乾燥させています。

成型後の瓦。今回は「万十」と呼ばれる、丸い重なりをもつ軒瓦にして貰っています。

成型後の瓦を干した後、窯で焼成されていきます。

櫻井さんのお話の中で、「土を無駄にしない」ということが印象的でした。
同寸法に成型しても、乾燥や焼成の際に多少の歪みが出ます。
乾燥の際の大きな歪みは、再度成型に戻して利用し、
焼成後の大きな歪みは、半端な部分などで利用する。
そうすれば全部使うことが出来るんですよと教えてくれました。

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