2024-12-07
袴塚の家|撮影
「プライベートなお庭がある家がいいですねぇ」と話していたSさん。
昨年末に引っ越しされてほぼ一年が経ち、先日撮影に伺いました。
昔の線路道と旧道に挟まれるように建つSさんのお宅は、日当りの良い旧道側に小さなお庭をつくっています。木塀に囲まれ、苔が敷かれた庭はいつ来ても「いいなぁ」と見惚れます。
庭が作られる日に立ち会った際、大谷石や苔が入った瞬間になにか自然な雰囲気に満ちたような感覚がありました。手書きで書いたような自然のかたちがあると、ほっとするのかもしれませんね。
表紙の写真が旧道沿いなのですが、近所の方が散歩したりや学生さんが自転車でよく通ります。
近所の方も通り沿いに植栽や植木鉢を置いてくれているので、緑が多くとてもいい雰囲気。
Sさんのお庭もその緑と繋がったようになってきて、「いいなぁ」と嬉しくなりますね。
昔ある先生から「いいかい、道際に植栽するときはね、道路にはみ出してもいいんだ、という気持ちで計画するんだよ。これは街路樹のような庭路樹なんだから」と教えてもらうことがありました。
自分の家が建つことでその通りが良くなるということは、自分も嬉しくなるということなのかもしれないですよね。庭を大切に暮らしていただいているSさん、いつもありがとうございます。