2024-04-14

末広の家|ヴォールト天井

末広の家の天井には、ざらッとした仕上がりの地杉の小幅板が張られています。
この「ざらっと」というのは、製材挽きの状態のままということなんですが、この材料を探すのがなかなか難航しました。

材木屋さんに相談して貰っても、「一体なんでそんな仕上がっていない状態で使うんだい??」なんて話になってしまいます(笑)普段は下地に使うような仕上がりなので、節が入っている材料が大半。今回はざらッとしてますが、節無しの綺麗な杉を探すのでそこが難しい。。

さてどうしたものかと困っていた時、木材市場に行く市場の用足しついでに中を覗いていると、製材引きの無節材をみつけて、早速連絡。これなら幅も長さもぴったり。こうして無事天井の材料が見つかったという話です。

現場で板が張られてくると、ざらっと感が、素朴で優しい雰囲気をつくりだしてくれています。同じ杉でも、仕上がり一つでこうも変わるんですねとまた勉強になりましたね。

さて外部の下屋も出来上がって、顔が引き締まってきました。ポーチの杉丸太も良いアクセントになりましたね。

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