末広の家｜造園工事

先日は今年竣工した「末広の家」の造園工事。
季節もよく、天気もよく、清々しい中で植物も気持ちよさそう。
「一本立ちもいいよ～」と以前舘さんが教えてくれて、ついに侘助(椿)の一本立ちの木を植える日が来ましたね。
株立ちも良いけど、一本立ちの木はなんだか頼りになる相方のような感じで、シンボルツリーにはよく似合いますね。

いつも造園工事の際には立ち会うのですが、朝何もなかったところに、庭の空間が急に現れるのをみると、なんだか魔法ような凄い仕事だなぁと感心します。そして今日までの準備の入念さに頭が下がります。

さて余談ですが、設計のどこかのタイミングで、なんとなく建主の○○さんには、ポーチ柱は、鉄より細めの丸太の方があうのでは・・とふと思い出したことがありました。建主さんに写真をお見せしたら気に入ってくれまして、材料も茶室に使う北山杉の節有品であれば予算も合いそうだと分かり、設計変更をしてみました。
植栽を終え、窓越しに侘助と杉丸太が並んでいるのが、なんとも合っていて、あぁこれで良かったんだなぁと思えました。こういうところが設計していて面白い所でして、建主さんのキャラクターからいつもヒントを貰っているように思います。