2022-10-20

長岡の家|瓦屋根の佇まい

長岡の家では、瓦屋根がついに葺きあがりました。
やっぱり瓦屋根は良いですね。
自分が瓦葺きの農家住宅で生まれ育ったことからでしょうか、見ていると心が落ち着くような、そして守ってくれるという安心感があるような素晴らしい素材だと思います。

そして今回施工を行ってくれた茨城町の国分瓦工業の国分さん。水戸東武館の屋根も施工されている方ですが、本当に丁寧に施工していただきました。
最後に「また瓦屋根で描いてくださいよ。」と言ってくれたのが、設計者としては何より嬉しい言葉です。建主さんのお知り合いというところから、いい縁を頂いたなぁと思います。

さて今回瓦屋根になったいきさつを少しだけお話しすると・・

「実は以前、瓦屋さんで仕事をしたこともありまして・・、それで屋根を瓦にしたいんです。」
打合せのときに、長岡の家の旦那さんがそう話してくれました。
瓦屋根は、耐久性が高く、断熱性も高い、雨音などへの遮音性もある、そして丁寧に施工すれば、地震に対しても強いという素晴らしい素材。
旦那さんは、その魅力を知っているからこそ、今回は瓦屋根で進めていこうという話になったのでした。

これから化粧垂木と破風板の塗装が始まります。濃いグレーに塗装されると、きりっと引き締まった佇まいになると期待しています。

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