2019-05-01
六ツ野の家 Ⅰ 2022
ひたちなか市六ツ野、緑が点在する落ち着きのある住宅街に建つ住まいです。 将来、周辺には住宅が建ち並ぶことから、生活の中心を半階上がった1.5階にすることで、冬場の日照を最大限利用しながら、1・2階との距離も近づき、家族が程よい距離感をもってつながり暮らせるようなワンルームの住まいとしました。 住宅の構成は、1.5階の部分に広間や台所、水周りや収納といった生活の中心となるスペースをまとめ、そこから少し上がった2階には在宅仕事のための書斎と子供部屋、さらにロフトには畳のスペース。少し下がった1階には主寝室と納戸、そして1.5階の床下部分を物置として利用する断面的、立体的な繋がりを大切にした計画になっています。 また家全体を高断熱でしっかりと包むことで、窓から入る太陽やエアコンの熱を効果的に保温し、室温が一定に保たれることもワンルームのつながりのためにとても大切なことであると考えました。
名称:六ツ野の家 所在地:茨城県ひたちなか市 計画種別:新築 規模:木造2階建て 延床面積:102.02㎡(30.8坪) UA値 :0.42W/㎡K(等級5・G1) 撮影:平林克己