2022-09-28

那須|GOOD NEWS NEIGHBORS & DAIRY

先日は家族で那須町の「GOOD NEWS NEIGHBORS&DAIRY」へ。

最近オープンした「GOOD NEWS NEIGHBORS」は、自然の雑木林を囲むように9つのショップが並ぶエリアで、ずっと雑木林を眺めながら過ごせる居心地のよい場所でした。

なんといっても、5歳と1歳のウチの子供たちにとっては、雑木林は格好の遊び場。駆け回ったり、ハンモックに乗ってみたり、そんな様子をみていると、やっぱりこういう環境というのは大事だなぁと感じます。

地方の商業施設はどうしても車で行動するので、店舗の前にアスファルトの駐車場が広がっているということが多いです。なので車が行き来する商業施設の周りで子供たちが遊ぶなんてことはちょっと難しい。もしテラスがあっても、道路側に開いているテラスだとちょっとソワソワ・・なんてこともありますよね。

「GOOD NEWS NEIGHBORS」では、道路側ではなく、雑木林に対してオープンに作ることで、完全に歩車分離の配置がとれるという点が面白いですよね。その配置の特徴が、エントランスのトンネルに出ているともいえるように思います。「トンネルを抜けると・・」的なアプローチ、楽しい演出です。

その配置のおかげで、自分のような子連れでも安心して、子供を遊ばせながら食事を取れたり、ちょっと買い物出来たりということがしやすいですね。

先にオープンした「GOOD NEWS DAIRY」も、分棟型の中庭配置になっていまして、やっぱり歩車分離が行き届いています。そしてそれがヒューマンスケールになっているので、とても居心地がよいなぁと思いました。そして空間もとてもお洒落ですw

こう書いていて、ふと都市計画の専門の大月敏雄先生の「歩いていて楽しい道」というお話を思い出しました。それは地方では車が中心になるので、道路を計画するときに道幅を標準6mとしてしまう。ただ6mの幅では、向こう三軒両隣的な雰囲気が作りにくい。やはり4m位の道幅でないと、ヒューマンスケールな歩いていて楽しい道にはなりにくいというお話なんです。
地方においても、車を降りたら居心地のよいヒューマンスケールな居場所があるということは、やっぱり大切なことだなぁと思います。

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