2022-09-23

葉山の家|障子の光と窓の性能

「実は障子も好きなんですよね~」と前回の打合せの際に、葉山の家の建主さんからお話がでまして、「やったぁ障子に出来る!!」と内心喜んでかえってきてからは、さてどう納めたもんだろう・・と検討する日々が続きまして、今日は障子案の提案の日。

自分も障子のなんとも言えない柔らかい光がとても好きで、今の住まいでも小さな子供たちに破られては貼り、破られては貼りのイタチごっこをしながら何とか障子のある暮らしを守っていたりします。特に下の子の遠慮のなさは、気持ちいいくらいですね。

障子の暮らしをしてみると、冬の窓からのヒヤッとした冷気が、障子をピシッと閉めることで止まる程の性能に驚きます。実際に、断熱計算をする際にも、障子を入れることで窓の断熱性能が上がるように評価されていたりもするんですが、やはり昔からあるものというのは、合理的に出来てるなぁと今更ながら感心するものです。

さて今回の葉山の家の障子案ですが、テラスへと続くコーナー窓の障子が、テレビが置かれる壁の裏側に引き込まれる設計にしています(もう一方もなんとか引込みになるよう工夫してみました汗)。こうすれば日中は障子をさっと全部引き込んで庭を眺められるなぁ~なんて図面を描いていると、「○○さん、いいなぁ~」と不思議な感情が沸いてきたりしますw

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