2024-08-25

こども建築ラボ|水戸市民会館

今年の夏休みは、小学生の子供たちと一緒に「動物と暮らす家」を考える「こども建築ラボ」という全三回のイベントをカーサココチの皆さんと行ってきました。

企画のきっかけは、以前設計した建主さんからの「ウチの子が建築好きなんだよ~」という一言。住宅を見学してもらってもいいけど、それなら子供たちと一緒に設計をやってみるのはどうだろう?と大風呂敷を広げてみました笑あれやこれや試行錯誤の末に、ついに水戸市民会館にて全三回のイベントにたどり着いたきました。

さてイベントを全三回にしているのはなぜかといいますと、1回目は動物との住まい方を「考える」回、2回目はそれを模型として「つくる」回、そして3回目は考えて作ったものをみんなに「伝える」回という、普段の設計の仕事と同じことを体験してもらうためなんです。

今日はその3回目の日。子供たちはちょっと緊張気味な顔をしてやってきました。それはそうですよね、総勢50名にもなる大勢の前での発表なんて、そりゃあ緊張もします。
でも一緒に持ってきてくれた模型たちをみると、なんとも力作揃い。2回目のつくる回から更に手を入れて仕上げられているじゃないですか。それにはこちらも感動です。

そして始まった発表の時間。こちらの心配をよそに、堂々と発表する子供たち。調べた動物の事や、模型を使ってのプレゼンをみんな上手に進めてくれます。子供たちからも色々な質問が出たりと、笑いありの楽しい発表の時間となりました。最後には参加してくれたみんなに「こども建築士免許証」を交付させてもらいまして、みんな喜んでくれました。

今日の発表の中で「住まい手の気持ちを想像するという一番大切なことが、みんなちゃんと出来ていて素晴らしいですね」という建築仲間のコメントがありまして、とてもいいお話しだなぁと聞いていました。

帰り際に「来年は何の家をやるの??私もやりたい!」と話してくれた子がいまして、さてまた準備をはじめようかと仲間みんなで話しながらの帰路でした。

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